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こだわっていること 素材を吟味する

素材を吟味する

タオルは、タテ糸・ヨコ糸・パイル糸から成り立っています。
タオルを実際に使用される際に感じとられる、
ボリュームのあるなし/コシ(握り感)のあるなし/
かたいやわらかい/吸水性や乾燥性のあるなし といった差は、
主に“糸の組み合わせ、糸と生地の加工度合い”により生じます。

一般的に、タオル生地のベースとなるタテ糸とヨコ糸には、
一定の強度伸度のある糸が使用され、直接手肌に触れるパイル糸
には、用途・目的・TPOを踏まえ、使い心地良く使い勝手の
良い糸が使用されます。

使用する糸の太い細い、かたいやわらかい(糸の強度伸度のある
なし)といった差は、原料となる綿花の種類、糸を紡ぐ際の糸の
紡ぎ方・太さ・撚り回数、並びに、紡がれた糸を、単糸として
使用するか、双糸として使用するかによって生じます。

実際にタオルに仕上げての、ボリュームのあるなし、
コシ(握り感)のあるなし、かたいやわらかい、吸水性や乾燥性
のあるなしといった差は “ 糸の差 ” だけでなく
“ 糸の組み合わせ、糸や生地の加工度合い ” により生じます。

つまり、綿花や綿糸の違いによってのみ、タオルの使い心地
使い勝手が決定づけられる訳ではないのですが、当社は、取引先
との縁もあって、昭和後半より、良く水を吸い良く乾くタオルの
基本をふまえたうえで、綿が本来持つやさしさやわらかさを
引き出したタオルをつくる際には、綿花を指定し糸の太さと
撚りとを指定した、タオル専用糸を、国内外の紡績商社を通じて
開発輸入し、使用しています。

タオル専用糸(甘撚りのリングコーマ糸)をつくるためには、
超長綿:エジプト綿、インド綿
長 綿:ペルー綿
中長綿:アメリカサンホーキン綿、インド綿
以上のような綿花の中の、繊維長と繊度が安定した綿花を
確保し、綿と種と夾雑物を丁寧に分離した後に、糸を紡ぐ
ノウハウを持っている紡績商社との取り組みがかかせません。

綿花は、繊維長(糸の長さ)繊度(糸の太さ)光沢・成熟度
などにより格付けがされ売買がされていますが、天然繊維で
あるため、同じ銘柄の綿花を買い付けたとしても、綿花自体に
バラつきがあり、綿と種と夾雑物の分離方法や分離具合にも、
国や地域により大きな差があります。

当社は、綿花栽培と糸づくりに真摯に向き合う国内外の
紡績商社をパートナーとして、用途・目的・TPOを踏まえ、
使い心地良く使い勝手の良い糸を開発輸入し、使用してます。